SlowDentalClinicには歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)が設置されています。
歯の根の治療や虫歯治療、口腔内チェックなどに毎回活躍してくれる非常に頼れる装置です。
しかし、歯科用マイクロスコープって何?って思われる人のほうが多いのではないでしょうか?
それもそのはずです。歯医者さんの3%程度ぐらいしか設置していないらしいです。
しかもちゃんとそれを利用している歯医者さんとなるともっと数が少なくなると思います。
なので、今までの歯医者さんでの治療でこの装置を使ってもらったことがあるという人は非常に稀だし、幸運だと思います。
さて、この歯科用マイクロスコープとはどんな機能・メリットがあるのでしょうか?
大きく言えば3つです。
です。
そうです。この装置自体が何か特殊な治療ができるわけではなく、あくまで治療をより精密に、正確にしてくれる補助的な装置なのです。
しかし、この3つの機能・メリットはとても大きいのです。
1.拡大して見える
顕微鏡なので拡大できる機能は当たり前ですね。
約10倍程度で診療をしていきます。
歯の大きさは約1cm程度、小さい虫歯は1mm以下、根の管は0.1mmよりも細いです。
裸眼ではほとんど見えません。
それを10倍や強拡大の20倍にすることで非常にはっきりと見ることができ、精密な診断・治療を行うことができるようになります。
2.明るく見える
拡大だけならルーペというメガネ型の拡大装置がありますが、マイクロスコープが特に優れているのが、ライトです。
見ている視点と同じ向きに光を出しているので非常に明るく見ることが出来ます。
根の治療などは、洞窟の奥を覗きこむような治療です。
視点と違う向きからのライトは影が出来るのですが、マイクロスコープはそれが出来にくいので見やすいのです。
3.映像録画出来る
歯医者さんが見ている映像を録画して患者さんに見せることが出来ます。これは非常に大きなことです。
「ここに虫歯がありますから治療しますね。」「根が割れていますから抜歯ですね。」って言われたけど本当にそうだったのかなぁ?って思われた経験はありませんか?
マイクロスコープの録画機能があれば、患者さんに詳しく写真や動画で患者さんの現状や治療時の様子を見せることが出来ますので、納得・安心して治療が受けれるわけです。
やはり実際に見れると納得・安心できますよね。
上の動画が実際にマイクロスコープを使用しながら虫歯除去しているところを編集したものです。
非常によくわかるので納得・安心が出来ると思います。